風邪をひいていないのに、片方の鼻だけ通りにくいと感じたことはありませんか?

実は、左右の鼻の通りやすさは、数時間ごとに自然に入れ替わっています。

これは「鼻サイクル」と呼ばれる、体に備わった生理的な仕組みです。

鼻の奥には「鼻甲介」という部分があり、その粘膜には多くの血管が集まっています。

片側の鼻甲介に血液が集まると粘膜が膨らみ、空気の通り道が狭くなります。一方、反対側の粘膜は縮み、空気が通りやすくなります。

この左右の切り替えには、自律神経が関係しています。

交感神経の働きによって鼻の血管が収縮すると、粘膜が小さくなり、空気が通りやすくなります。

一方、副交感神経は、鼻の血管や鼻水の分泌などに影響を与えます。

鼻には、吸い込んだ空気を温める、湿らせる、ほこりや異物を取り除くという大切な役割があります。

私たちが意識していない間にも、自律神経は鼻の血管まで細かく調節し、呼吸を支えているのです。

ただし、いつも同じ側だけが詰まっている、強いいびきや息苦しさがある、鼻血・痛み・黄色い鼻水などが続く場合は、鼻中隔のゆがみやアレルギー、副鼻腔炎などの可能性もあります。

気になる症状が続く場合は、耳鼻咽喉科へご相談ください。

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