「年齢を重ねるほど、1年があっという間に過ぎる……」

このように感じたことはありませんか?

時計の進む速さは、子どもも大人も同じです。それでも時間が早く感じられる理由には、「年齢に対する1年の割合」と、脳の記憶の仕組みが関係していると考えられます。

例えば、5歳の子どもにとって1年は、これまでの人生の5分の1です。一方、50歳の人にとっては50分の1。同じ1年でも、年齢を重ねるほど相対的に短く感じるという考え方があります。

さらに関係するのが、脳の「海馬」と「扁桃体」です。

海馬は、いつ・どこで・何を経験したのかを、エピソード記憶として整理する働きがあります。

扁桃体は、うれしい・驚いた・怖いなど、感情的に重要な出来事に反応します。感情が大きく動いた体験は、扁桃体が海馬の記憶づくりに影響し、強く残りやすくなります。

子どもの頃は、初めて見るものや初めて経験することが多く、そのたびに心が動きます。そのため記憶の目印が増え、振り返ったときに時間を長く感じやすいのです。

一方、大人になると、仕事や家事など慣れた行動が増えます。似たような毎日が続くと、記憶に残る目印が少なくなり、「もう1か月過ぎたの?」「もう1年経ったの?」と感じやすくなります。

時間をゆっくり、充実して感じたいときは、いつもの生活に「小さな初めて」と「心が動く体験」を取り入れてみましょう。

・いつもと違う道を歩く
・新しい料理を食べる
・初めての場所に行く
・人と会って話す
・新しいことを学ぶ
・写真や日記に残す

毎日を忙しくする必要はありません。

小さな変化を増やすことが、脳に残る記憶の目印を増やし、振り返った時間を豊かにしてくれます。

あなたは最近、どのような「初めて」を経験しましたか?ぜひコメントで教えてください。

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