「ストレスが続くとお腹を壊す」「腸の調子が悪いと気分まで落ち込む」――誰もが経験したことがあるこの現象。
実はこれ“脳と腸が会話している”からなのです。医学的には 脳腸相関(のうちょうそうかん) と呼ばれ、近年、研究が飛躍的に進んでいます。
脳腸相関とは?
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脳と腸は双方向で情報をやり取りしており、その主役が「自律神経(交感・副交感神経)」と「迷走神経」。
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さらに腸内細菌がつくる物質(セロトニンや短鎖脂肪酸)が、腸から脳へ信号を送る“メッセンジャー”の役割を果たしています。
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つまり腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど、心身の健康に深く関与しているのです。
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セロトニンの95%は腸でつくられる
幸せホルモンとして知られるセロトニンは、その大部分が腸から分泌され、脳に影響を与えています。 -
腸内細菌が「不安」や「うつ」に関与
2025年の研究では、ある腸内細菌の代謝産物が迷走神経を介して脳の不安中枢に作用することが判明。腸の環境改善がメンタルケアにつながることが裏付けられています。 -
腸から脳への“第六感”
デューク大学の研究では、腸内細菌の一部が作るタンパク質が神経を直接刺激し、脳に信号を伝える「腸のセンサー機能」が発見されました。
生活に活かせるヒント
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発酵食品・食物繊維を摂る → 腸内細菌バランスを整える
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深呼吸・瞑想 → 迷走神経を刺激し、副交感神経を優位に
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十分な睡眠と規則正しい食事 → 脳と腸のリズムを同期させる
「脳腸相関」を意識することは、単に腸を元気にするだけでなく、心の健康を守ることにもつながります。
あなたの“なんとなく不調”も、腸からのサインかもしれません。今日から腸をケアして、脳も一緒に元気にしていきましょう!