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本日は、変形性膝関節症の患者さまがお越しくださいます。
痛みの原因、緩和のためご自分でも沢山勉強され日頃の生活に取り入れられています
痛みの緩和と自律神経の機能を高めます。益々のご活躍をサポート致します。
さて、ここからはストレスに対して体がどう反応
するかを説明します。
ストレスによって胃が荒れたり、頭痛がしたりするのはなぜなのかわかりますか?
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ストレス反応には、二つの経路が関わっています

 

ストレス研究の第一人者であるハンス・セリエは

低温や高温環境に置いたり精神的な恐怖を与えたりと色々な種類のストレスを与えました。
すると、どの種類のストレスを与えた時でも、胃腸が荒れたり、『副腎』が大きくなったりするなど共通した症状があらわれました。
これは心理的なストレスも、物理的なストレスも、体が反応する仕組みは同じだということです。

 

このストレスに対する体の反応(ストレス反応)には、自律神経と内分泌(ホルモン)という二つの経路が分かっています。

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こうした二つの経路が複合的に働いた結果、胃酸が胃壁の一部を破壊します。つまり胃が荒れてしまいます。

ストレスによって体が学習されてしまう

ストレスによって体にどんな変化があらわれやすいかは、人それぞれです。

両親からの遺伝もありますが、頻繫に症状が現れる人はストレスを感じた時に生じる体の変化が、無意識に学習学習されている可能性があります。

たとえば、人前で発表する時に、緊張して過呼吸や起立性調節障害を起こしてしまった人がいるとします。このような体の変化は、交感神経が過剰に働いた結果です。

このような経験によって私たちの体が(緊張したときは過呼吸や起立性障害になりやすくなる)という学習をしてしまうことがあります。

その結果次に同じような状況になった時に、体が無意識に反応して、過呼吸や起立性障害になりやすくなってしまうのです。

 

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ストレスを感じると、体の状態が交感神経に大きく傾く

 

自律神経である『交感神経』と、『副交感神経』は、周りの環境の変化に応じて、私たちの体の調子を快適な状態に調整しています。

 

ストレスを感じた時に交感神経の働きが活発になるのもそのためです。

交感神経や副交感神経を介した体への影響は、ほんの数秒で現れます。

 

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ストレス反応の二つ目は『ストレスホルモン』とよばれるホルモンの分泌

 

私たちがストレスを感じると「下垂体前葉」を介して、副腎皮質刺激ホルモン

が分泌されます。このホルモンが副腎皮質に届くことで、コルチゾールが分泌されます。コルチゾールは、免疫機能を低下させたり、

血液中の糖の濃度を上昇させたり、筋肉への糖の取り込みを抑制したりして、体内の状態を調整します。

 

ストレス反応とは、いざ逃げたり戦ったりする時のためにエネルギーを確保する反応ともいえます。

 

 

ストレスの長期化は、体に無理を引き起こす。

 

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コルチゾールはストレス反応のブレーキとしての役割もあるのです。

 

 

 

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捉え方次第であらゆる出来事がストレスになります。

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