まずやってみる。すると、脳のやる気スイッチ『淡蒼球』がはたらきはじめる。
勉強しなければならないことは分かっているけど、なんだかやる気がでない・・・・。
こんな気持ちになることは、あるでしょうか?
そのようなとき、やる気スイッチを押せたらいいのにと思います。
実は脳のやる気スイッチは、『淡蒼球』という場所にあることが分かっています。
淡蒼球には、報酬が得られるまで行動を続けようとさせる働きがあります。
淡蒼球が働けば、行動をやり続ける❝やる気❞がうまれるのです。
待ってもやる気スイッチは、入らない
淡蒼球は、私たちの意思で働きを制御することはできません。ではやる気スイッチは、どうやって入れることができると思いますか?
やる気スイッチを入れるには、まずは行動を少しずつでもやってみることです。
行動をおこすことで、報酬が得られるまでの行動を続けてやろうと、淡蒼球が働きはじめます。
やる気が出ないと感じたときは、多くの人がやる気が出るまで待ってみようと思いがちですが、
むしろやる気は、やり始めたあとからわくものなのです。得られる達成感や報酬が大きいほどやる気がでます。
淡蒼球は、『大脳基底核』とよばれる、神経細胞の集まりの中にあります。
大脳基底核内にある線条体から刺激を受けて大脳皮質や視床、脳幹とともに、運動調節や動機づけなどの働きを行います。
心(感情)と身体の繋がり、は神経伝達物質やホルモンの働きを受けて体に影響を及ぼします。
自律神経の機能、内分泌、免疫の機能は提携して恒常性維持機能を正常にしています。